 
9月10日 (金) インタラーケン オストに戻り、トウーン湖を右に見て、中程の駅
 シュピーツで乗り換え。1時間ばかりあるので駅を出てトウーン湖を眺めた。
 ブリークまでは山と森と渓谷、家々には花のテラス。アルプスの景観が十分
 楽しめる。ブリークで赤い山岳鉄道BVZに乗り換える。巨大な岩山の麓を走り、
 右手はマッターフィスパ川、白い雪の山はブライトホルンか?
 テッシュの大きな駐車場には溢れるばかりの車、バス。すべての車輛はここで
 ストップ。ここから先は全てこの電車に頼る。ツエルマットは電気自動車以外の
 車はご法度だ。マッターフィスパ川に沿って走る。いよいよツエルマット駅だ。
 駅前の右手の通りはホテルや土産物店が建ち並ぶ。屋根の上、張り出し窓、軒先、
 至る所に花がある。前方にマッターホルン4478mが見えてきた。マーモットの小噴水で
 左に曲がると、教会と墓地があった。
 
 車窓づっと一緒だったマッターフィスパ川が流れている。川向こうの、ホテル クローネに直接行って部屋をとった。
 4階の右端の部屋で、マッターホルンを真ん前に見る。右手の墓地には山で遭難した人達が眠っているのだとか、夥しい数の
 墓標だ。
 荷物を置いて外に出た。再び駅への道を歩く。20年前には駅近くの民宿に泊まったが、もう思い出せない。
 狭い通りには人がいっぱい。日本人も多い。鈴を鳴らして馬車が通る。駅で明後日のツエルマット~サンモリッツの氷河鉄道の
 ブッキングをしたかったが、禁煙席はもうなかった。やむなく断念。
 部屋のテラスで夕方のマッターホルンを見る。教会の時計がちょうど7時を指している。夕日は山の左方に沈むのか、山だけ
 くっきりと浮かび、こちらの山々はもう暗い。窓辺にテーブルを寄せて、買って来た品々を並べ、そしてワインにビール、
 マッターホルンに乾杯!
 
 
 
 
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